学習塾塾長が教える勉強法（中学生向け）これを読めば勉強の悩みは解決だ！

中学生の勉強は、小学生のときとは違い難しくなります。
「中１ギャップ」と言われることもありますね。
今までなんとなく勉強していたことを適切な方法で勉強すれば必ず成績は上がります。
現在中学生で、どうやって勉強していいかわからない生徒はこれを読んで実践してみましょう！

まずは暗記教科の勉強法です。英単語、社会や理科（二分野）などですね。
暗記教科はやはり、言葉や用語の暗記がテストを解くうえでは不可欠です。

用語を覚えるのに１番の方法は、「書くこと」です。
最近では、漢字指定で用語を答えさせる問題も増えているので、より一層「書いて覚える」ことが大切となります。

よく生徒が勉強する方法として見るのが、赤シートを利用した勉強法です。
問題集などに解答が赤字で書かれていて、赤シートを上から被せることで解答が見えなくなるタイプのものです。
この赤シートを利用した勉強法は電車やバスの移動中に用語の暗記をするうえでは確かに有効です。

しかし、机に向かって勉強するときは、赤シートで隠して口で答えるよりも、実際に手を動かし、ノートに解答を書く方が覚えます。「暗記は体に覚えこませる」大げさに言えば、「手が勝手に正しい解答を書く」
こうなるまで、何度も何度も繰り返し書いて覚えることです。
赤シートがない場合は、問題集の解答部分を隠して、同様に何度も書いて覚えましょう。

気を付けてほしいのは、その用語だけを何回もノートに書くことです。
同じ言葉を何度も書くことは漢字や英単語の暗記には向いていますが、社会や理科ではその方法はダメです。
社会や理科の暗記の際は、問題文とセットで覚えましょう。必ず、問題を読んで、答えを書く。
何回も同じ問題集を解く感じで、用語を覚えていきましょう。

また、暗記した後も復習することが大切です。
１日で一気に覚えたことは忘れるのもその分早くなります。定期的に自分が覚えたことを復習する。
最初は３日後、次は１週間後…と、だんだん間をあけて復習することで定着します。
一回覚えたから、もう大丈夫！と過信せず、覚えているか自分でしっかりチェックするようにしましょう。

次に積み立て型教科、数学や英語の勉強法です。
数学や英語は積み立て型の教科です。つまり、前の学年の内容が疎かになったままでは問題は解けません。

中３の数学の問題を解いて間違えているとき、まずはどこで間違ったのかを確認しましょう。
本当に中３の内容がわからないで間違ったのか、それとも２年生までの知識があやふやで間違ったのか…
よく見るのが、２次関数の問題で間違えてしまった場合、多くは１次関数の式の間違い、または交点の連立方程式の間違い、など、いずれも３年の分野でなく２年の分野に間違えた原因があるケースです。

また、数学で最も大切なことは、計算力です。どんなに問題を理解して、立式まで出来ても、その先の計算で間違ってしまったらもったいないです…よく「計算ミスしたから…」と言いますが、私からすると、「それは計算ミスじゃなく、理解してないんだよ。」と思うこともあります。

間違えた原因を特定し、解き方を学び、たくさん演習する。数学の勉強のコツはこれです。

英語に関しても、単語を覚えていない、文法を理解していない、など問題を解くための準備が出来ていない生徒を多く見かけます。長文が読めない…と悩んでる生徒は、まず短い文章をきちんと和訳できるか。その短文を文法的に説明できるか。
こういった点を１つ１つ確認しましょう。中学生ではなかなかこの辺りは自分で勉強するのは難しいですし、誤った理解をしてしまう可能性もあります。
そういった点からも、学習塾でしっかりとした指導者に教えてもらうと効果的に勉強できるでしょう。

いかがだったでしょうか。
教科の特性をよく理解し、効率よく勉強をすることが出来れば、必ず結果が出ます。
勉強のいい点は、「やればやった分だけ出来るようになる」ことです。
ただし、「正しいやり方」で行う必要があります。
今までただ勉強する、教科書を読む、といった勉強法をしている生徒はぜひこの方法を実践しましょう。
みなさんの勉強の役に立てば幸いです。